今年は早くも桜が満開になって、そろそろ散り始める時期になってきました。
今回は、ペットがヒトに与えてくれる健康面での良い影響についてのお話です。
心臓病の患者さんが退院し、1年後に生存していたかどうか
「ペットがいる」、「ペットがいない」で比較すると、明らかにペットがいる方が生存率が高いそうです。ペットはワンちゃん、ネコちゃんに限らずエキゾチックアニマルの子たちでも同様の結果になるようです。
特に男性で血圧が低くなる傾向があるようです。これが心臓への負担を減らす1つの要因になっているのかもしれません。また、コレステロールや中性脂肪も下がる傾向があるようです。
65歳以上の高齢者の病院への通院回数
「ワンちゃんがいる」、「ワンちゃんがいない」で比較すると、ワンちゃんがいる方が通院回数は少なくなるそうです。高齢になると「自分の方がペットよりも先に死んでしまうのではないか?」という不安を持つことがあるかもしれません。確かに自分がいなくなった後のペットの子はどうなるのかという問題点はありますが、しかし、少なくとも健康面では良い方向に働くことがわかります。医療費の負担も減少することになります。
癒しの効果
ワンちゃんと散歩をすると副交感神経が活性化するそうです。これはワンちゃんがいない散歩よりもはるかに活性化するそうです。ちなみに副交感神経はどちらかというとリラックスしたときに働く自律神経系ですから、これが活性化するということは「癒し」を得ているということにつながります。
さらにオキシトシンというホルモンの分泌も増えます。オキシトシンは母子の関係に重要なホルモンで、「幸せホルモン」と呼ばれることもあります。ワンちゃんと触れ合うこと、特に見つめ合う、座れなどのトレーニングを行うことで上昇するそうです。また、トレーニングはワンちゃんの体でもオキシトシンの上昇が起こるので、お互いに幸せになれるそうです。
ネコちゃんの与えてくれる影響
脳の血流に関する研究では、ネコちゃんに触れることの方が、ワンちゃんに触れることよりも、より脳の血流が良くなるそうです。見ることよりも触ることの方がより効果的だそうです。
ちなみに、ネコちゃんの「ゴロゴロ」は自分や他のネコのキズを治す効果があるそうです。