梅雨に入り蒸し暑い季節になってきました。そろそろ本格的にノミ・マダニも増えてくる季節です。ノミ・マダニに吸血されるだけでなくそこから多くの病気になってしまうことがありますので、予防をしてあげることでさらなる病気にもならないようにしてあげることをお勧めします。
ノミに寄生されることの問題
・血を吸う
・痒み
・ノミ自体やノミのフンによって起こるアレルギー(特にネコちゃんに多い)
・痒みによって体をかいてしまい、キズにばい菌が感染してしまう
・ヒトが誤って吸血されたり、ヒトがノミに対してアレルギーになる など
特に大きな問題になりやすいのは、ノミアレルギーや二次的な皮膚炎(掻きむしる、ばい菌の感染)です。また、大量のノミに寄生されると貧血を起こすこともあります。
マダニに吸血されることの問題
・血を吸う
・痒いよりも痛い
・アレルギー反応によって、吸血された場所が腫れあがる
・バベシア症 など
もしも足の裏などを吸血されるとひどい痛みで足を挙上したりしてしまいます。さらにアゴが深く皮膚に入り込むことで腫れあがりなかなか治らないこともあります。
バベシア症は赤血球を破壊してしまう寄生虫の病気で、貧血を起こしてしまいます。最近になって関東地方でも見られるようになってきた病気です。治療方法も確立していない病気ですので、しっかりとマダニの予防を行って感染しないようにしてあげることをお勧めします。